Minecraft JavaEditionはその名前の通りJavaで書かれています。
それに合わせて、pluginを書く際にもJavaの開発環境が必要なので
今回は、Spigot Pluginを作るためにJavaの開発環境を整えるところを解説しようと思います。
今回、揃える環境は現在の最新バージョンであるpapermc 1.18.1にします。
私は普段からIntelliJ IDEAというソフトを使ってpluginを作っていて、使いやすいと思っているので紹介します。
まず、ここからとりあえずダウンロードしてインストールしてください。
IntelliJを開いたら、「New Project」を押してください。
「New Project」というタブが開いたら、左側に並んでいるものの中から、「Maven」を選択します。
次に、上方のProject SDKから「openjdk-17」を選んでください 。
(ここで「openjdk-17」が見つからない場合は、「Download JDK...」からVersionを17にVendorをOracle OpenJDKにしたのち、Downloadを押せば、追加されます。)
ここまでで聞いたら、左下のNextを押してください。
この画面ではプロジェクトの名前を設定します。
Name: プロジェクトの名前
Location: プロジェクトを保存する場所
GroupId: 自分の所属している団体のID(例えば、個人の場合は自分が所持しているドメインなど)
ArtifactId: 基本的にNameと同様
Version: プロジェクトのバージョンを設定します。(1.0-SNAPSHOTなど)
これらを入力したら、「Finish」を押してください。
</properties>の後ろに下記の内容を追記してください。
追記できたら、右側にあるタブの「Maven」を開いて左上にある🔁マークを押してください。
しばらくしたら、ダウンロードが終わります。
<repositories>
<repository>
<id>papermc</id>
<url>https://papermc.io/repo/repository/maven-public/</url>
</repository>
</repositories>
<dependencies>
<dependency>
<groupId>io.papermc.paper</groupId>
<artifactId>paper-api</artifactId>
<version>1.18.1-R0.1-SNAPSHOT</version>
<scope>provided</scope>
</dependency>
<dependency>
<groupId>org.jetbrains</groupId>
<artifactId>annotations</artifactId>
<version>23.0.0</version>
</dependency>
</dependencies>
左側のProjectタブの「(自分のプロジェクト名) > src > main > java」のフォルダを左クリックして「New > Java Class」を押してください。
そうしたら、「(自分のGroupId).(自分のArtifactId).PluginMain」と入力して決定してください。
できたPluginMainクラスの中を下記のように記述してください。
import org.bukkit.plugin.java.JavaPlugin;
public class PluginMain extends JavaPlugin {
@Override
public void onDisable() {
}
@Override
public void onEnable() {
}
}
左側のProjectタブの「(自分のプロジェクト名) > src > main > resources」のフォルダを左クリックして「New > File」を押してください。
そうしたら、「plugin.yml」と入力して決定してください。
できたplugin.ymlの中を下記のように記述してください。
name: プラグインの名前
version: プラグインのバージョン
main: (自分のGroupId).(自分のArtifactId).PluginMain
以上の内容ができていれば、最低限のプラグインとして機能します。
最後にプラグインをjarファイルにするやり方です。
右側の「Maven」タブから「(自分のプロジェクト) > Lifecycle > package」を押してください。
そうすると左側のプロジェクトファイルの中に「target」というフォルダが作成されるので、
その中にある「(自分のプロジェクト名)-(バージョン).jar」というjarファイルがプラグインの本体となります。
このファイルをサーバのpluginsフォルダに入れればプラグインとして使うことができます。
このやり方はこれからずっと変わらないの覚えておいてください。